冬物のコートやダウンをまとめてクリーニングに出したいけれど、大荷物になって大変…
ダウンやブルゾンのクリーニング代が買った時の金額と変わらない…
家族分のダウンジャケットのクリーニング代って、結構高くつくのよね…
この悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいます。
実は、ほとんどのダウンや中綿(ポリ)ジャケットは「自宅で洗濯できるんです!」
さらに、ダウンも中綿ジャケットも、洗濯方法は同じです
この事実を知らない方が多いと思います。
この記事では「GUのヒートパデッドブルゾン」を自宅で洗濯した方法を、「洗濯のプロアライグマ」が実際の写真を使ってご紹介します。
ダウンジャケットや中綿(ポリ)ブルゾンのホームクリーニングを身に付ければ、クリーニング代がかなり浮きます!
ぜひ最後までお読みください。
GUのヒートパデッドブルゾンを家庭で洗う方法【ダウンも可】
上の写真は、今回洗濯したブルゾンの「洗濯表示タグ」です。
ダウン・フェザーは水に強いので家庭での洗濯が可能です。
表地は「ポリエステル100%」なら洗濯可能な場合が多いです。
(レザーなどは選擇出来ません)
洗濯表示を確認して「水洗い可能」かどうか確認しましょう。
今回の洗濯表示は「手洗い」の表示ですが、洗濯機で洗っていきます。
洗濯手順は以下のとおりです。
- 汚れ具合の確認
- 予洗い
- 洗濯機で洗濯~脱水
- 干す
- 乾いてから、ダウンや中綿のかたよりをほぐす
詳しく解説していきます。
汚れ具合を確認しましょう
洗う前の全体写真です。
これだけ見ると
「結構きれいかな…」
と思ってしまいそうですね。
ジャンパー上の方(胸のあたり)の汚れです。結構汚れていますね。
下の写真は、ポケット横の汚れとボールペンのインクです。
気を付けていたのですが、うっかりついてしまったようです。
下の方も汚れていました。
袖口のゴムが、内側になっているデザインなので、汚れが見えにくいですね。
汚れやすい部分です。
白色なので、汚さないように気を付けていたのですが…
思っていたより汚れていたので、びっくりしました!
「予洗い」で部分汚れを落としましょう
全体の汚れをチェックしたら「予洗い」を行います。
洗剤液を作り、汚れた部分につけて軽くこすり洗いをします。
生地が薄かったので、あまり強くこすらないように注意しました。
「ボールペン汚れ」は、古い歯ブラシにたっぷりの洗剤液を付けて、こすり洗いしておきました。
ボールペンなどの筆記具の汚れは、なかなか落ちないですよね。
どれくらい落とせたか、仕上がりが楽しみね。
滋賀県東近江市のマーガレットステーション(道の駅)で販売されている「廃食油リサイクル石けん・愛しゃぼん」です。
粉末ですが、ぬるま湯に溶かして使用します。
こちらが「愛しゃぼん」です。
容器は「リサイクルのペットボトル」が使用されていています。
洗剤の表示になります。
「弱アルカリ性」で汚れ落ちがいいので、20年近く「予洗い」に使っています。
「洗剤を溶かすのがめんどうだわ」
というときは、「シャボン玉スノール液体タイプ」がおすすめです。
純石けんの洗浄力の高さを実感できます。
今回洗うGUのヒートパデッドブルゾン(白色)やダウンジャケットなら毎日の洗濯で使っている洗剤でOK。
汚れがひどいときは「弱アルカリ性」と表示されている洗剤がおすすめです。
濃い色のダウンなら「おしゃれ着洗い用洗剤」を使えば、色落ちが最小限に抑えられて安心です。
洗濯機で洗い~脱水までOK
予洗いが終わったら、いよいよ洗濯していきます。
- ファスナーをしめる
- 洗濯ネットに入れる
- 水に浮いてしまうときは、一旦停止して、ダウンを手で押しながらしっかり水に沈めます。
- コースは「自動」でも大丈夫です。
洗濯の時に水に浮いてしまうときは、つかるようにしっかり沈めます。
予洗いの時に、全体を水につけて、手で押しながら空気を抜いておくのがおすすめです。
洗濯のコースは「自動」でも大丈夫です。
脱水をしっかり行って、早く乾かす方がいいです。
風通しのいい屋外に干しましょう!
洗濯が終わりましたら、すぐに取り出して、風通しの良い屋外に干しましょう。
ダウンや中綿の偏りが気になるときは、完全に乾いてからほぐしましょう。
濡れた状態で、ほぐそうとすると、綿の繊維や羽毛が切れてしまう恐れがあります。
完全に乾くのを待ちます。
乾いたら汚れ落ちをチェック!
乾いたら、予洗いした汚れの落ち具合をチェックしてみましょう。
乾いた状態の写真です。
洗濯後の汚れ落ちを確認しましょう。
胸元の汚れはきれいに落ちました。
下の写真は、ボールペン汚れがあった部分になります。
近くで見ると、うっすら残っていますが、着用には問題なさそうです。
下の写真は、ブルゾンの下側「薄茶色のラインのよう」な汚れがあった部分です。
「大きな指紋」みたいな汚れが残っているように見えますが、光の加減です。
薄茶色の汚れも消えています。
袖口の黒ずんだ汚れも、きれいに落ちています。
かなりきれいになりました。
「ボールペンのインク」は、ほとんどわからないくらい薄くなっていますね!
袖口の汚れもスッキリ落ちて、来年も気持ちよく着ることができますね。
自然乾燥のあと「乾燥機仕上げ」でさらにふっくら!
完全に乾燥させれば、洗濯完了です。
自然乾燥だけでも十分に乾きますが、ひと手間加えていただくと、さらにきれいに仕上がります。
その、ひと手間とは…
「衣類乾燥機で仕上げ乾燥させる」
です。
仕上げに、乾燥機で10分程度乾かすと、さらにふんわり仕上がります!
衣類乾燥機をお持ちの方は、ぜひチャレンジ!
下の写真は、屋外で自然乾燥させたときの表地の状態です。
ご覧いただくとわかるように、小さなシワがあります。
この状態から、自宅の乾燥機で10分ほど乾燥させて仕上げた写真が下になります。
写真の撮り方が下手で、少しわかりにくいですね。
申し訳ありません。
最後の仕上げを「衣類乾燥機」で行うと、生地のシワが減って、ふんわりと仕上がります。
次のシーズンまで、クローゼットで待機させることになりますね。
保管の面でも、仕上げの乾燥機をおすすめします。
まとめ
今回は、GUのヒートパデッドブルゾンを自宅で洗濯する方法を、実際の写真を使って解説いたしました。
ダウン・フェザー・ポリ中綿などの製品は、クリーニング店に依頼される方がほとんどですが、実は自宅で洗濯できるんです。
生地が「ポリウレタン100%」なら、多くの衣類が「自宅で洗濯可能」です。
今年は、洗濯表示を確認して、ダウンや中綿ブルゾンという大物の洗濯に、チャレンジしてみませんか!